学校長あいさつ

沖縄県立名護高等学校
沖縄県立名護高等学校附属桜中学校
校 長 遠越 学(とおこし まなぶ)

 

学校長あいさつ

 

 本校は県立第三中学校、第三高等女学校を前身とし、多くの先輩方が歴史を築き上げてこられた創立97周年を迎える伝統校です。「知性を研こう」「感性を鍛えよう」「個性を育てよう」の校訓のもと、「文武両道」をモットーに1,023名の生徒が毎日、勉学と諸活動に励み充実した学校生活を送っております。

本校の歴史と伝統を引き継ぎ、幅広い知識と教養を身につけ、多様な社会情勢に対応できる人間の育成を目指す普通科と、フロンティア精神(開拓精神)の涵養を図り、国際性に富み、グローバル社会で活躍できる資質を育む。語学力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を高めあらゆる分野で活躍できる人材を育成するフロンティア科の二科を高等学校に設置し、令和5年度卒業生の進路状況は、国公立大学に82名(過去最高)、私立大学に延べ110名が合格するなど実績を残しています。特に、進学に特化したフロンティア科は設置10年目を迎え、これまで難関の国公立大学(医学部含む)、私立大学への進学実績を残していることが特徴としてあげられ、その後の就職状況においても、高い目標を達成している卒業生が多くおります。                                                                            

部活動においても、昨年度ラグビーフットボール部が21年ぶりの全国(花園)大会ベスト16、男子サッカー部が初の全国選手権大会出場、ソフトテニス、ウエイトリフティングの全国大会出場、卓球の県大会優勝を果たした他、これまで水泳、陸上、駅伝、バスケットボール、バレーボールの九州大会出場など多くの運動系が活躍しています。また、文化系の部活動においても、軽音楽部の全国大会出場、ダンス部県大会優勝、吹奏楽部県大会金賞、合唱部県大会金賞など多くの実績と活躍があり、大きく飛躍しております。

 令和5年度に中高一貫教育として附属桜中学校が開校し、生徒一人一人の個性を重視した教育を6年間計画的・継続的に展開し、より高い進路実現と、「いかなる変化にも主体的に対応し、協働で未来の道を拓く、21世紀をリードするグローバルな高い志を持つ人材の育成」を図ることを基本方針に、今年度2期生が入学しました。中高一貫校として新たな挑戦がスタートしております。

 これからの時代は、こうあるべき、こうすべきという概念だけでは対応することはできません。不易流行をテーマに、校訓に掲げる「知性・感性・個性」を育成し、グローバルな高い志をもって挑戦し続けていくことを最大限支援しながら、「先を見据えた教育活動を進める学校」として挑戦していきます。

 教職員一同、生徒一人一人の「命」を守り、「心」に寄り添い、「夢」を育み、未来につながる「今」を大切にしながら、生徒の夢実現と学校生活充実のために教育活動に取り組んでまいります。どうぞ本校の教育活動にご理解をいただき、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ挨拶といたします。

 令和6年4月